「投資に興味はあるけど、いきなり値動きが怖い…」「楽しみながら続けられる投資ってないの?」
そんな方にぴったりなのが、日本株の株主優待投資です。
株主優待は、企業が株主に向けて贈ってくれる「お礼の品」。食品、日用品、カタログギフト、金券、割引券など、企業によってさまざま。
私自身、投資を始めてしばらくしてから優待株にも興味を持ち、実際にさまざまな企業の優待を受け取ってきました。
その中でも印象的だったのが、ダイドードリンコの株主優待。普段買わないドリンクがたくさん入っていて、「こんな味もあるの?」「意外とおいしい!」とちょっとした開封のワクワク感が楽しめるんです。
ほかにも森永乳業では、豆腐を含む商品の詰め合わせが届き、「こういう商品もあるんだ」と新しい発見もありました。
この記事では、投資初心者の方向けに、
- 株主優待とは?
- なぜ初心者向けと言われるのか
- メリット・デメリット
- 優待株の選び方チェックリスト
- 私が実際に感じた楽しさと失敗談
をわかりやすくお伝えします。

株主優待とは?初心者が知っておきたい基本
株主優待とは、日本の企業が株主に対して提供する「お礼の品」のこと。日本独自の制度で、海外ではあまり見られません。
実際にもらえるものは、企業によって本当にさまざまです。
- 食品・飲料(ダイドー、キユーピー、ハウス食品など)
- カタログギフト(オリックス、KDDIなど)
- 商品券・割引券(すかいらーく、吉野家など)
- 自社商品詰め合わせ(森永乳業、正栄食品など)
つまり、株を持っているだけで「企業からプレゼントがもらえる」イメージです。
なぜ優待株は初心者におすすめと言われるのか?
① 投資が「楽しい」から継続できる
投資初心者がつまずきやすいポイントは、「長く続けられない」ことです。株価は毎日動くので、初心者ほど一喜一憂してしまいがち。
でも優待株は、年に1〜2回「ごほうび」が届きます。
「次は何が届くかな?」「あ、権利日が近い!」と、株価だけではない楽しみができ、自然と投資が習慣化します。
② 会社や商品のことを知るきっかけになる
実際に手元に商品が届くと、企業を身近に感じられます。
私の場合、ダイドードリンコの優待セットで、普段買わないエナジードリンクや健康飲料を試飲し、「案外飲みやすい」「この味好きかも」と新しい発見がありました。
森永乳業の優待では、豆腐や乳製品など「こんな商品もあるんだ」と企業の取り組みに触れるきっかけになりました。
③ 配当と両方もらえることも多い
優待株の多くは、配当金も出ています。つまり、
- ① 優待がもらえる
- ② 配当金が入る
という「ダブルでお得」な銘柄が多いのが魅力です。
優待株のメリット
- 投資の楽しみが増える
- 商品や企業を知るきっかけになる
- 配当とダブルで利益が得られる場合がある
- 生活の節約にもつながる(食品、外食など)
特に節約したい人にはおすすめで、外食優待がある銘柄を中心に持つだけでも、月1〜2回の外食が実質無料になることもあります。
優待株のデメリットも知っておこう
メリットだけではありません。初心者がつまずきやすいポイントも、しっかり理解しておきましょう。
- 優待だけを目的に買うと損をすることがある
- 使わない優待だと価値がない
- 優待変更・廃止になるリスクがある
実際に私が体験した失敗談として、普段使わないお店の割引券の優待をもらったことがあります。
結局使う機会がなく、そのまま期限切れに…。優待株は「使う人にとってはお得」ですが、使わなければ意味がありません。
そのため、選ぶときは必ず
「自分が使うか?」
を基準にすることが大切です。

初心者向け!優待株の選び方
① 普段使うサービス・食品かどうか
自分が使える優待であるほど満足度が高いです。
- よく行く外食チェーンがある
- スーパーで買う商品がある
- 家族で使える日用品
② 配当も出ている企業を選ぶ
優待と配当の両方があると、長期保有のメリットが大きくなります。
③ 株価が大きく下落しても持ち続けられる会社か
優待だけに目を奪われると、「優待がなくなったら損だけ残った」ということもあります。業績や企業の安定性も見ましょう。
④ 優待の条件(必要株数と権利月)を確認
優待は企業ごとに条件が違います。
- 100株で優待がもらえる企業
- 500株必要な企業
- 長期保有で内容がアップする企業
優待中心なら、初心者はまず100株で優待がもらえる銘柄がわかりやすいです。
初心者に人気の優待銘柄例
※株価や優待内容は変更される可能性があるため、購入前に必ず最新情報をご確認ください。
- オリックス:カタログギフトが人気、配当も高め
- KDDI(au株主優待):食品カタログギフト
- すかいらーく:外食で使える食事券
- 吉野家ホールディングス:食事券
- 正栄食品:お菓子の詰め合わせ
- ダイドードリンコ:飲料詰め合わせ
- 森永乳業:自社製品詰め合わせ(豆腐など)
特に食品・飲料は「もらってすぐ使える」ので初心者にも満足度が高いです。
よくある質問(FAQ)
Q. 優待だけを目的に買ってもいいの?
もちろん構いませんが、使わない優待だと損になります。配当や企業の業績もチェックしましょう。
Q. いくらあれば始められる?
企業によりますが、10万円前後から買える銘柄も多いです。
Q. 優待が廃止されることはある?
あります。特に最近は優待廃止・縮小が増えています。優待「だけ」で買わない方が安心です。
まとめ:優待株は「楽しみながら投資できる」初心者向けの入り口
優待株は、
- 投資が楽しく続けられる
- 企業や商品のことを知れる
- 配当と合わせてお得感がある
という初心者向けの魅力があります。
実際、私もダイドードリンコの優待で普段買わない飲み物を試せたり、森永乳業の優待で見たことがない商品を知れて「こういうのもあるんだ」と楽しめました。
一方で、「使わない優待」は意味がありません。買う前に、
それ、本当に使う?
と自分に聞いてみてください。
投資は怖いものではなく、生活にちょっとした楽しさを増やしてくれるものです。
まずは気になる企業を調べて、小さく始めてみましょう。


コメント