「高配当株に興味はあるけど、どんな基準で選べばいいの?」
「銘柄が多すぎて、どれが良いのか分からない…」
そんな方に向けて、この記事では日本株の高配当株を選ぶときにチェックすべきポイントを、初心者でも迷わず判断できる形でまとめました。
私は25歳から投資をスタートし、積立投資から始め、株主優待、そして高配当株へとシフトしました。コツコツ投資を続け、2025年10月、資産7,500万円を達成しています。
「はじめは分からないことだらけ」でも、
正しい選び方を知っていれば、誰でも再現できる投資方法です。

✔ 高配当株を選ぶときのチェックリスト
まずは全体像として、おすすめの判断基準を表にまとめます。
| チェック項目 | 基準の目安 | なぜ重要? |
|---|---|---|
| 配当利回り | 3%以上 | インカムゲインが得やすい |
| 配当性向 | 30〜60%程度 | 無理なく配当を維持できる範囲 |
| 売上・利益の推移 | 3年以上右肩上がり | 企業の成長が配当の継続性につながる |
| 自己資本比率 | 40%以上 | 財務が安定している企業は不況に強い |
| PER/PBR | 業界平均以下が理想 | 割高でつかむリスクを減らす |
ここからは、初心者でも判断できるよう、ひとつずつ詳しく解説します。
① 配当利回りは3%以上を目安に
高配当株の基準として、一般的に配当利回りは3%〜5%程度が狙い目です。
注意したいのは「高すぎる利回り」。
利回りが異常に高いときは、株価が下がって利回りが上がって見えているだけというケースがよくあります。
▼ 初心者でもできるチェック方法
- 過去3年の配当利回りの推移を見る
- 一時的ではなく、安定して3%以上あるか確認
- 業界や類似企業と比較して極端に高くないかを見る
② 配当性向は30〜60%が安心ライン
配当性向は「利益のうち何%を株主に配当しているか」を表します。
- 低すぎる(10%以下)→配当が少ない
- 高すぎる(80%以上)→利益を出せなかったら配当維持が難しい
ほどよいラインが30〜60%。
ムリなく安定的に配当し続けている企業を見つけるコツです。

③ 売上・利益が右肩上がりの企業を選ぶ
高配当株は「安定してお金を生み出せる企業」ほど強いです。
私自身、過去に利益が下がり始めた企業を保有し、
株価も下落、配当も減配…という失敗を経験しました。
それ以来、最低3年は業績が右肩上がりかを確認しています。
▼ 誰でもできる簡単チェック
- 会社四季報・IR情報で「売上・利益」の過去推移を確認
- 営業利益がしっかり伸びている企業は強い
④ 財務の安全性を見る|自己資本比率40%以上
どれだけ配当が良くても、会社が傾いたら意味がありません。
財務の安定性をざっくり見るなら
✅ 自己資本比率40%以上
実際、私が長期保有している銘柄の多くは、自己資本比率が40〜60%に収まっています。
不況でも配当が減りにくく、精神的にも安心できます。
⑤ 割安で買う|PER/PBRも確認
優良企業でも「割高」で買うと、配当以上に株価下落のダメージを受けることがあります。
私が意識してきたのは、
- PER(株価収益率)…業界平均以下
- PBR(株価純資産倍率)…1倍前後なら割安感あり
業種によって平均は違うため、必ず比較して判断しましょう。
【体験談】失敗から学んだ「売らない」という選択
実は、過去に少し上がった時点で利益確定してしまった銘柄が、数年後にテンバガー(10倍)になった経験があります。
当時は「下がる前に売っておこう」という気持ちでしたが、結果的には大きな機会損失でした。
それ以降、私が徹底しているのは
- ・割安で買う
- ・高配当
- ・決算が右肩上がり
- ・基本的には売らない
このシンプルなルールで、精神的なストレスも減り、結果として資産が増え続けていきました。
まとめ|初心者でも再現できるチェックリスト
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 配当利回り | 3%以上 |
| 配当性向 | 30〜60% |
| 売上・利益 | 最低3年は右肩上がり |
| 自己資本比率 | 40%以上 |
| PER/PBR | 業界平均以下が理想 |
難しい分析をしなくても、このチェックリストを順番に確認するだけで、初心者でも優良な高配当株を選べます。
「投資は才能が必要」ではありません。
コツコツ続けた人が、しっかり資産を増やしていきます。
もし高配当株選びで不安があれば、この記事のチェックリストをぜひ活用してみてください。
あなたのペースで、無理のない投資をととのえていきましょう。


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